生産工程②
殺菌・粉砕・石臼工程


≪見掛比重0.3kg/リットルの煎茶で150kg/hの処理が可能≫
≪碾茶0.2MpaG×4秒→一般生菌数300ヶ/g以下≫
メリット
*熱エネルギーの大きい過熱水蒸気により、大腸菌群、一般生菌から耐熱性菌まで瞬間的(4~5秒)に殺菌。
*加熱時間が短く、空気のない雰囲気下で殺菌します。
気流管内の殺菌温度はほぼ一定で、有効成分の損失や酸化などの品質変化は最小限に抑えられます。
*圧力、温度などの条件を任意に設定できるため、多品種にわたる加熱・殺菌に対応します。
*投入口からの注水で気流洗浄ができ、気流管内を清潔に保てます。
*二次汚染防止のため配管類、サイクロン等はサニタリー仕様、冷却輸送等の空気も除菌フィルターを使用
完全自動式粉砕加工ライン
- 完全自動化
- 24時間稼動システム
原料投入から取出まで、無人自動運転による品質保持が容易 - クリーンルーム
- 常時、温度・湿度を自動制御(外気温変動による製品への影響を防止)
クリーンレベル=10,000クラス

≪見掛比重0.2kg/リットルの碾茶で200kg/日の処理が可能≫
≪投入から取出までの全室がクリーンルーム≫
メリット
*100リットル×7機、1リットル×1機(テスト用)により1500kg/日の処理能力
*粉砕時間、篩の設定によりさまざまな粒度に対応
*3段階によるマグネット、篩の使用により異物を除去
第2工場設備
- 石臼挽抹茶ライン
- *80機
- 殺菌ライン
- 粉砕加エライン
- *ボリューム計量 100リットル×7機
- 保冷倉庫
抹茶製造ライン
抹茶は精選加工された碾茶を石臼(イシウス)で微細粉したもので、その粒径は通常の粉体よりはるかに細かい15~20μ。
抹茶は湿度と石臼の際擦熱による温度上昇が品質に著しい影響を及ぼすため、抹茶製造室は低温・低湿の管理が欠かせない。
石自の生産能力は1台につき約40g/h。
非効率であるため、近年種類の粉砕機が使用されることが 多くなっているが、抹茶特有の覆い香と旨味において石臼挽きに勝るものはなく、『西村幸太郎商店』では伝統の製法を守り続けている。
今日「茶」は単なる飲料・嗜好品の範疇に止まらず、食材としての新しい顔をみせています。
特に粉末茶は伝統的和菓子の世界ばかりでなく洋菓子や冷菓子の分野、麺類・パン、さらに健康食品等さまざまな分野に拡がりを見せ、飲料としてもファーストフード店やコーヒーチェーン店等で新しいメニューとして取り上げられるなど、需要は増加の一途をたどっています。
それに伴い、安全性・均一性など食材として当然の基準がクリアされなければなりません。
原料茶の品質と風味を失わずに殺菌し粉砕する試みに、私どもは10余年も前から取り組んできました。
2002年に完成した第2工場はクリーンルームにおいて最新の自動化ラインを持ち、原料投入から殺菌・粉砕・排出まで無人自動運転により高品質の製品を生産しています。
熱や空気で劣化しやすいデリケートな「茶」という素材をいかに鮮度と風味を保ったまま製品化するか・・・伝統の碾茶・抹茶製造に匠の技と永年の実績を持つ『西村幸太郎商店』ならではのノウハウが業界をリードし、多くのユーザーの信頼に応えているのです。